歴研 掲示板 はがき・一筆箋通信 ◎本誌を読んで ★『歴史研究』第582号をありがとうございます。今号は剣豪史の特集ですが、剣豪小説の大家であった五味康祐氏は私と同年の第二早高生でした。彼の小説によってしか剣豪は知りませんが、諸兄の研究を興味深く拝見します。本号の「古文書」は百姓の財産の具体的内容を示し面白く思いました。 ◎長崎県壱岐市立一支国博物館開館のお知らせ ★壱岐市立一支国博物館がこの三月十四日(日)オープンしました。『邪馬台国五文字の謎』の著者として招待され、式典に参加しました。『倭人伝』中唯一王都の位置が確定した「原の辻」遺跡の価値を示す素晴らしい弥生の歴史博物館です。古代史研究の生き生きとした出土品の実物が展示されています。ぜひ一度はご覧下さい。博多からビーナス船で1時間です。 ◎自宅の本公民館で公開 ★歴史研究会会員の岩崎幸弘さん(栃木県佐野市在住)と妻で元野上小学校長の栄子さんは多くの人が本に親しむ環境をつくりたいと、本を公民館に運んで触れてもらう「幸栄文庫」を主宰し、年4回実施予定で、すでに2回開催している。岩崎さんは「最近は本を読まない子供が増え、会話をしないでも過ごせるほど便利になっったが、人間らしい社会の復活には本が欠かせない。子どもたちが本に親しむ環境づくりの一助になれば」と語っている。 ◎歴史探訪への私見 ★日本の国政の変遷を知るのが国史であり、民衆の生活の変化を知るのが民俗史である。さて国史は小説の如く色々と登場人物の演ずる面白さがあり、民俗史はその風土の中で民衆が「どの様に生きたか」を知り、そこに生きる知恵を探る難しさがある。しかも世相は年号が示し、人は自分の名前に応じて生きている。 ◎古代史懇話会の御案内 ★古代史に興味を有し基礎から学びたい人を対象に本年1月から創設された若い会でありテーマ歴研になる予定であります。(会長=竹村紘一)会創設の経緯から史訪会(関口代表)の会員の方が多いのですが、それにこだわらず広く会員を募集しております。既に、1月、3月、5月と3回開催され、約25名の会員が参加されております。 催し物案内 ★特別展「インカ帝国のルーツ 黄金の都シカン」(仙台市博物館/宮城県仙台市/рO22・225・3074)*かつて南米ペルーの北海岸に栄えたシカン文化は、近年の発掘調査によってその実態が明らかにされてきました。この展覧会では、黄金製の大仮面や、儀式用のナイフである黄金製のトゥミなど約200件の遺物によって、シカンの宗教や世界観、生活の様子を紹介します。 ★企画展「ヒーロー参上」(埼玉県立歴史と民俗の博物館/埼玉県さいたま市/048・645・8171)*歴史の時々に登場し一世を風靡したヒーローたちや、テレビのブラウン管を通して活躍したヒーローたち。その時代の変化とともに移り変ってきたヒーローたちを回顧します。 ★開館記念特別展Y「江戸絵画への視線─岩佐又兵衛(官女観菊図)重要文化財指定記念─」(山種美術館/東京都渋谷区/ハローダイヤル03・5777・8600)*岩佐又兵衛「官女観菊図」の重要文化財指定を記念し、館所蔵の江戸絵画作品を紹介する展覧会。近世絵画だけでなく、近世絵画に影響をうけた近代の作品も比較展示する。 ★平城遷都1300年記念「奈良の古寺と仏像 会津八一のうたにのせて」(三井記念美術館/東京都中央区/ハローダイヤル03・5777・8600)*この展覧会は、法隆寺、東大寺、薬師寺、唐招提寺、興福寺、西大寺、大安寺、室生寺など奈良の古寺19寺院に伝わる飛鳥時代から室町時代の仏像45点、仏教工芸品19点、計64点(うち国宝3点、重要文化財45点)が一堂に展示される仏教美術の大展覧会です。特に法隆寺夢違観音像、室生寺釈迦如来坐像、西大寺塔本四仏像、唐招提寺如来形立像など珠玉の名品を、東京の都心で真近に観賞できる今後とも滅多にない絶好の機会になると考えております。 ★特別展「誕生! 中国文明」(東京国立博物館平成館/ハローダイヤル03・5777・8600)*この展覧会は、中国の河南省で出土した数々の名品に焦点をあて、中国文明の誕生と発展のあとを紹介します。「王朝の誕生」「技の誕生」「美の誕生」という三つのテーマで構成され、最新の発掘成果を交え、青銅器、金銀器、漆器、陶磁器、壁画、彫刻、文字資料など、約150件の名品が勢ぞろい。 ★生誕80年「開高健の世界」(神奈川近代文学館第2展示室/神奈川県横浜市/рO45・622・6666)*本展では、2000年以降に発掘された多くの新資料を中心に、常に外へと向かう旺盛な活動の中で小説、エッセイ、ルポルタージュなど多彩な執筆を行いながら、世界の様々な事象の核心を捉えて作品に刻み込んだ開高健の軌跡を、編年体による展観であらためて見つめ直します。 ★コレクション展「奇妙奇天烈!? 明治の版画あれこれ」(神奈川県立歴史博物館/神奈川県横浜市/рO45・201・0926)*本コレクション展では、T章で明治時代の新奇な風俗などを鮮明に描いた石版画をとりあげます。U章では今年生誕150周年を迎えたフランス人画家ジョルジュ・ビゴーに焦点をあて、西洋文化とのまなざしの交差に注目します。そしてV章では、現在まで通じる印刷技術の一端に迫ります。前後の二期で大きく作品を入れ替えることでより多くの作品を紹介し、近代版画の展開を感じていただきたいと思います。 ★「堀内誠一 旅と絵本とデザインと」(佐野美術館/静岡県三島市/рO55・975・7278)*本展で、当館が特に力を入れたのは「絵本」です。出版以来、現在まで読み継がれているベストセラー『ぐるんぱのようちえん』や『こすずめのぼうけん』、日本でマザーグースを一躍有名にした谷川俊太郎訳・堀内誠一絵の『マザーグースのうた』、「かがくのとも」の『えびね』や『めのはなし』など、代表作から知られざる名作まで、15作以上の原画を展示します。 ★名古屋開府400年 徳川美術館・蓬左文庫開館75周年記念特別展「大名古屋城展」(徳川美術館/愛知県名古屋市/рO52・935・6262)*名古屋城は、江戸時代を通じて尾張徳川家の居城として威容を誇ってきました。築城技術の粋を結集した城郭構造は、まさに天下の名城といえるでしょう。名古屋開府400年を記念し、残された史料や伝来した品々から名古屋城の歴史と構造をひもとき、尾張徳川家十四代慶勝によって撮影された古写真と共に、名古屋城の全貌を紹介します。 ★特別展「ようこそ恐竜ラボへ! 〜化石の謎をときあかす〜」(岡山市デジタルミュージアム/岡山県岡山市/рO86・898・3000)*本特別展は、林原自然博物館(岡山市)の全面的な協力を得て、恐竜研究のプロセスをテーマとした本格的な特別展です。林原自然博物館は、モンゴル科学アカデミーと共同で、ゴビ砂漠での恐竜発掘調査を18年間実施。本展では、同館がゴビ砂漠で行う発掘現場のようすから、持ち帰った化石の研究過程まで、恐竜研究の現場を展示することで、今まで研究室の中だけにあった「化石から恐竜をよみがえらせる興奮と感動」を生々しく展示します。 ★夏の展示(部門展)「ちょっと昔の暮らし展─寶水堂コレクションの生活道具─」(広島県立歴史博物館/広島県福山市/рO84・931・2513)*昭和三十年代以降の高度経済成長による社会や暮らしの変化に伴い消えつつある数々の生活用品からちょっと昔の暮らし≠振り返り、今話題になっているエコな暮らしやこれからの暮らし方を考えます。 寄贈図書雑誌紹介 【編集部より】ここにご紹介する図書・資料は平成22年5月〜平成22年6月に事務局にご寄贈いただいたものです。記載は、寄贈順に、まず、★書名・雑誌名・資料名(巻号)、次に、@編著者名A発行所あるいは発行人B発行年月C判型・頁数・価格(書かれていないものは非売品または会員制など)D内容(カバー・帯・まえがき・あとがき・本文・目次などより)E寄贈者名(敬称略)となっております。なお、ここに掲載の資料の入手をご希望の方は本誌挿入の会員応答係行葉書の通信欄に、掲載号題名をお書きの上ご投函ください。できる限りお手配いたします。 ★『日本海海戦101の謎 日露戦争の命運を賭けた一大決戦』 ★『神々と歩く出雲神話』 ★『徳島エコノミージャーナル』(第367号) ★『阿波の仕事士』 ★『富士山遺文拾遺』(第50号) ★『年金時代』(第579号) ★『綜芸文化』(第11号) ★『争乱の日本古代史』 ★『幕末墓参り紀行』なでしこ編 ★『名越左源太の見た幕末奄美の食と菓子』 ★『戦国軍師血風録』 ★『日露戦争を世界はどう報じたか』 ★『古文書通信』(第85号) 会員紹介 ▼本号では、平成22年5月14日から同年6月3日までに本部事務局で新入会員登録をさせていただきました会員番号16282番〜16294番のみなさんをご紹介いたします。 溝端 昭雄(16282) 赤坂 俊次(16284) 佐野 浩文(16285) 新里 盛吉(16286) 田辺商工会議所(16288)@和歌山県田辺市 須田 二良(16291) 山西 輝明(16292) 畑上 守世(16294) |